ご存じのように、日本は今後、少子高齢化が進んでいきます。
2055年には、人口は1億人を切ると予想されています。
必然的に、国内市場は縮小が進み、競合とのパイの奪い合いになります。
その中で、業績を伸ばしていくことは、かなり厳しくなるでしょう。
そうかといって、現状維持狙いでは、その先にあるのは衰退です。
偏った売上至上主義はよくありませんが、一方で利益のみを追及していては、仕入れや経費の削減が基本となり、付加価値を高めることがおざなりになります。
短期的に減収増益といった利益追求の戦略を選択するのは一つの方法ですが、中長期の目標に据えてしまうのは危険です。
売上を伸ばしていくことは、企業の成長意欲の表れであり、そのために、人材や設備、販促等に積極的に投資が行われます。
このパワーが原動力となって、企業の売上は伸びていきます。
その成長意欲を失くした企業には、衰退の未来しか待ってないでしょう。
ゆえに、企業にとって売上げ伸ばす成長戦略は、絶対になくてはならない経営の柱となります。
しかし、先述した通り、日本国内の内需は減少する一方で、売上を右肩上がりに上げ続けることの難易度は、現状と比べて難しくなってくるでしょう。
そこで、目を向けるべきは、世界のマーケットです。