売上は作るだけでは意味がなく、お金を回収するところまでがセットです。
その回収したお金で、仕入れ先に代金を支払い、従業員には給料を、金融機関には借りたお金を返せます。
釈迦に説法ですが、売上があってもお金を回収できなければ、企業は黒字倒産を起こします。
とくに建設業の場合、売掛金は資産の30%も占めることがあり、万が一売掛金が焦げ付きでもすれば、経営へのダメージは相当なものなります。
売掛債権を回収することは、企業の存続に直結する問題です。
すなわち、与信管理です。
売掛金を回収できなくなるリスクを最小にするための取組みをいいます。
逆にいえば、売掛金の回収可能性を着実高める与信管理を行えば、企業に安定的な収益をもたらすといってもいいでしょう。
与信管理を行わないということは、不確実性を抱えたまま事業を進めることであり、売掛金の未回収が発生しやすく、仮に取引先の売掛金が焦げ付いたときには、必要な手立てを打てないことになります。
売掛金を計画的に回収できなくなれば、取引先への支払いも滞るようになり、未来への投資もできず、売上から収益を得ることもできず、金融機関からの借入も大きくなっていくでしょう。
世の中はシビアで、お金がなくなれば、人(従業員、取引先)も物も情報も離れていきます。
その結果、会社はリスケジュールや、税金・社会保険料の滞納などで、身動きができなくなり、やがて泥沼から抜け出せなくなります。
不安を煽るように聞こえますが、しかし、これが現実です。
賢明な経営者であれば、もう与信管理の重要性にお気づきのことでしょう。
大切なご家族、従業員、取引先等、御社に関わるステークホルダー、そして経営者自身であるあなたと会社を守るには、与信管理は必須なのです。
この機会に、与信管理体制を整備してませんか?