在庫とは現金が商品に置き換わった状態で、いわゆる「現金が寝た状態」です。

在庫を抱えれば、会社にとって肝心なキャッシュが減ってしまうわけですから、いわずもがな、在庫はなるべくしないに越したことはありません。

しかし現実はそんなに簡単ではありません。

在庫を切らしてしまえば売上の機会損失を起こしますし、製造業であれば製品を作るには一定の在庫が必要なうえ、商品単価を下げるためには、ある程度の量を仕入れなくてはいけなくなります。

一言で在庫を減らすといっても、そこには現実と乖離しない「程度」でなくてはいけません。

ただし「やってはいけない在庫管理」を意識することで、不良在庫を極力なくすことはできます。

1・売れない商品をいつまでも保管しておく

売れない商品といっても「まったく売れない」ということの方が珍しいでしょう。

売れない商品でも「たまに」売れることもあります。

ですから在庫を処分してしまうのが何だか惜しくなったりします。

それに自分のお金で仕入れたものですから、余計に損して処分するのが口惜しくなります。

しかし売れないものが売れるようになるのは、現実として可能性が低いです。

それなら損してでも処分した方が、実はお金の回収は早まるのです。

まず、商品を在庫しておけば、それだけで管理費や管理にかかわる人件費、在庫スペースの家賃が発生します。

在庫処分すれば、これらの無駄な費用がなくなります。

次に税務上のメリットです。

在庫を処分すると、その損失分だけ利益が小さくなり、税負担を圧縮する効果が生まれます。

仕入れに100万円かかった商品を処分することで、法人税率30%で計算すると、30万円戻ってくるのと同じ効果を得られます。

いつ売れるかわからない在庫をいつまでも持ち続けるのであれば、さっさと処分してしまった方が、在庫管理コストを支払い続けるより断然お得なのです。

2・ルールのない大量注文

商品は少ないロットで注文するより大量に注文した方が、交渉によって仕入れ原価は下がります。

しかしいくら安くなっても、それが大量に売れ残ってしまっては意味がありません。

ただ安くなるという理由だけで商品を大量に仕入れてしまうと、たちまち不良在庫の可能性も。

少なくとも売れる算段は見込んでおきたいところです。

大量に仕入れる場合でも、いつどれだけ発注するのか、合理的なルール化が必要です。

考えうるだけの合理的ルールを設ければ、不良在庫になる確率も抑えることができます。


3・不良在庫を奥にしまい込む

在庫を管理する上で、よく売れる商品を出入り口に近づける方が合理的な運営の仕方です。

となれば、売れない商品は必然的にどんどん奥へ追いやられます。

そのことが不良在庫を不良在庫たらしめる原因となってしまいます。

ここでも何か月以上売れない商品は強制的に処分するなどのルール化を検討してもよいでしょう。

4・倉庫を大きくしてしまう

スペースが大きくなれば、それを目一杯使ってしまうのが人間の性です。

倉庫が大きくなれば、それに合わせて在庫の調整をしてしまう可能性が高くなります。

やはり、「この倉庫の大きさで在庫を管理しなくてはいけない」という制約があるからこそ、知恵を働かせてそのスペースで仕事を回せる在庫管理の方法を思いつくものです。

倉庫が大きくなれば、その分、家賃も高くなりますし、在庫によって眠ってしまう現金も大きくなるということです。

まずは現状のスペースで在庫管理ができないか、もう一度考えてみましょう。

まとめ

在庫がやっかいなことはどの経営者でも知るところです。

ですから簡単に在庫の問題が片付くわけでもありません。

しかし経営者自らが在庫管理に厳しい姿勢を見せないと、従業員は自分の財布を痛めるわけではないので、在庫を増やしてしまいます(在庫を切らしたらお客様に怒られることもありますし)。

在庫は会社の資産でもありますが、現金ではありませんので、在庫が増えればその分会社の財務状態は悪くなります。

しっかり管理をして、適正な在庫状況を保ちましょう。


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